男獄神社(男岳神社)
男嶽神社の御神体の由緒として、壱岐の歴史は古事記でもあります国産み神話より始まり、最初の神様「天比登都柱」や「月読命」の降臨の地として文献に記されています。壱岐は5番目にできた島で「天比登都柱」は島が産まれた時の神様で、現在は「天比登都柱」「月読命」を導いてこられたことから導きの神である「猿田彦命」が御祭神として祀られています。その御祭神にちなみ200体を超える石猿が並んでいますが、これは願掛けが成就したら石猿を奉納する習慣があり、昔は石牛を奉納していたようですが、現在は多くの猿が所せましと並んでいます。
山全体が御神体となっており、明治時代までは入山が許されていないほど貴重なスポットで、今でも枯れ枝一本持ち帰るのもご法度とされている厳しい神様ですが、怒りが厳しいだけに御利益があると全島から崇拝されていたそうです。拝殿裏にある御神体の大岩にはコンパスの針が正常に動かない磁体があり、パワースポットとしてテレビでも紹介されてから脚光を浴びており、直に触れることもできますので参拝者には特に喜ばれています。400段の緩やかな階段を昇って参拝しますが、山頂まで車で行くことができ、境内には全島を見渡せる展望台も設けられています。縁結びだけではなく、夫婦和合や交通安全、旅行安全の御利益もあるとの事です。
ちなみにこの男岳の向かいには女岳もあり、そこに立つのが女嶽神社で、階段や坂を20分ほど上っていくと、巣食石と呼ばれるご神体が見えますが、この巨石はエネルギーが凝縮するゼロ磁場のパワースポットとして注目されているとの事です。壱岐の鳥居はほとんどが石でできており、鳥居の上の両端が船の先のように反っているのが特徴で、下に行くほど太くなった柱はとても力強く感じられます。九州ではビーチの美しい海水浴場として知られていますが、最近注目されているのが島内に点在するパワースポットで、この男嶽神社だけでなく神道発祥の地という説もあり、神々が宿る島として、島全体がパワースポットと言ってもいいでしょう。
男獄神社(男岳神社)アクセス情報
所在地 | 長崎県壱岐市芦辺町箱崎諸津触1678 |
アクセス | 芦辺港から車で15分 |
公式ホームページ | 男獄神社(男岳神社) |